AUTHOR BACKGROUND
著者・角野嘉一は、父親の経営する鉄工所から始まり、自社設立・DX推進・システム開発まで、製造業の現場を19年間歩み続けてきました。本書はその試行錯誤の全記録です。
旋盤・フライス加工の多品種少量生産を行う金属加工会社に入社。現場の非効率を肌で感じながら、独学でデジタル化を推進。ネット集客と業務効率化で売上高200%アップを達成。
自ら独立の道を選び、金属加工業として創業。製造業を続けながら、現場の課題を解決するためのシステム開発を並行してスタート。
自社のDX推進の取り組みが認められ、製造業として受賞。「システム会社の受賞ではなく、製造業としての受賞」という点が、エムネットくらうどの信頼性の根拠になっています。
経済産業省が選定するDXセレクション2024にて優良事例企業に選出。同年、19年間の製造業経験を体系化した著書『デジタルとアナログを融合し、仕事の効率化を目指す本』を合同フォレストより出版。
CORE MESSAGE
本書の最後の一文です。DXは「全力で取り組まなければならない大プロジェクト」ではありません。できることから、少しずつ。アナログを捨てずに、デジタルを組み合わせる。それだけで、現場は確実に変わります。
著者が19年間の製造業経験を通じて辿り着いたこの思想は、そのままエムネットくらうどの設計思想にもなっています。「マスター登録なしで今日から始められる」「現場の人間が使えること」を最優先にした設計は、この本から生まれました。
本書とエムネットくらうどの接点

展示会にて著書を手に持つ角野代表
「エムネットの代表が書いた本が発売中。」
こんな方に読んでほしい
「DXを進めたいが、何から手をつければいいか分からない」という方に。大規模投資なしで始められる現実的なロードマップが得られます。
「ExcelやVBAで限界を感じている」「もっとラクに仕事を回したい」という方に。現場目線の具体的な改善手順が詰まっています。
「うちの規模でDXなんて大げさ」と感じている方にこそ読んでほしい一冊です。「ゆるいDX」という概念が、その固定観念を変えます。
コンサルではなく、自ら製造業DXを実践した経営者が書いた本。理論ではなく、失敗と成功の実体験が詰まっています。
大企業向けのDX論ではなく、人手不足・予算制約・アナログ文化という中小製造業の現実に即した内容です。
各章に具体的な事例と実践手順が掲載。読んだその日から取り組める、実用的なDX入門書です。
ARTICLES FROM THE BOOK
書籍「デジタルとアナログを融合し、仕事の効率化を目指す本」の各章から、特に重要なトピックを要約・再構成した記事集です。製造業のDX推進に役立つ知識とノウハウを、無料でお読みいただけます。
デジタルとアナログを融合させる思考法
「デジタル化100%」を目指すのではなく、アナログの強みを活かしながらデジタルを組み合わせる。これが著者・角野嘉一が実践から導き出した、失敗しないDXの本質です。
「アナログは柔軟な対応と感性で仕事ができる。デジタルが苦手な領域をアナログが補う。」
課題解決の手段の知識を増やす方法
仕事の効率化とは、業務上の課題を減らし、仕事の効率化が図られること。そのためにまず必要なのは「知識を増やすこと」です。ネット・書籍・他社事例・人に聞く──この4つが課題解決の起点になります。
「コンサルに任せっきりにせず、自社が主体となって行動することが成功の鍵。」
経営の透明化とスタッフの信頼関係
会社の業績・情報をGoogleサイトで社員全員に公開した結果、スタッフのレベルアップ、組織の透明化、信頼関係の向上、コミュニケーションの増加が実現しました。無料ツールが会社文化を変えた実例です。
「「企業業績の見える化」を一番重要視した。スタッフと会社の信頼関係を深めるために情報を透明化。」
仕事の属人化を解消した「リレーボックス管理」
「誰でも同じ仕事ができる」状態を作るリレーボックス管理とデジタルツールの導入で、仕事の属人化が解消。短時間勤務でも働きやすい職場環境が構築され、求人応募が1週間で60人という事態になりました。
「1人でないと無理だと考える理由の一つは「仕事の属人化」。これを解消することで採用力が劇的に変わる。」
「月1回の仕事」を忘れない仕組みづくり
毎日発生する仕事は忘れないが、月に1回の定期タスクは「何をすればよかったっけ?」となりがち。かんばんボードツール(Trello)でテンプレート化することで、ムダな時間を省き、新スタッフが入社したときも即座に対応できる体制が整います。
「定例タスクをテンプレート化しておくと、ミスをなくし、ムダな時間を省く。必ず発生するけど、頻度は低いというタスクはテンプレート化が有効。」
製造部門の業務フローを書き出して課題を特定する
製造業の現場に長年潜む「なんとなく続けてきた工程」を見直す3ステップを紹介。業務フローの書き出し→不要な作業の削除→手順の変更という実践的な手法で、工程管理のムダを特定し、生産性を向上させます。
「当たり前だと思っていた工程でも、当たり前に必要かどうかを考え直してみると、思いきってやめることができる。」
「あの図面はどこだ」を永遠になくす仕組みづくり
数ヶ月前に製造した製品に不具合が出たとき、設計図面が見つからない──製造業あるある問題の解決策を解説。写真・スキャン+クラウド保存の2ステップで、図面管理を劇的に効率化する方法を紹介します。
「デジタルならば検索で瞬時に取り出すことができ、迅速な対応ができます。お客様の信頼度も上がるはずです。」
製造業の「渡しに行く・取りに行く」問題を根本から解決する
製造業の現場で日常的に発生する「渡しに行く・取りに行く」という移動時間のロスを、リレーボックス管理で解消する方法を紹介。ある製造会社では、この仕組みの導入で受注管理と工程管理が劇的に改善されました。
「仕事が劇的に速くなる「リレーボックス管理」。次の仕事ボックスを置いてやりとりするだけ。」
優先順位をつけてムリなく進めるデジタル化の手順
「デジタル化を進めたいが何から始めればいいか」という製造業の経営者・担当者向けに、書類管理のデジタル化から始めることを推奨。顧客情報・マニュアル・在庫表・伝票など、優先順位の高い書類から着手する方法を解説します。
「書類をきちんと名前を付けてデジタル化すれば、「あれはどこにあったっけ」と探す時間がゼロになります。」
製造業の品質管理をデジタル化して顧客信頼を高める
出荷する製品すべての状態を写真で記録し、デジタル管理することで顧客信頼を獲得した実例を紹介。不具合が発生したときに「いつ・どのように製造したか」を即座に証明できる体制が、製造業の競争力を高めます。
「問題は不具合にどう対処するかです。これに顧客の信頼度は大きく変わってきます。」
TABLE OF CONTENTS
序章
第1章
第2章
第3章
第4章
第5章