
いつもエムネットくらうどをご利用いただき、ありがとうございます。日本ツクリダスの角野です。
このたび、エムネットくらうどのロゴを新しくすることになりました。2026年10月25日から、サービス画面や資料、各種ご案内などで順次反映していきます。
ロゴを変える理由は、「見た目を今っぽくしたいから」ではありません。私たちは最近、エムネットくらうどの考え方をまとめた「ブランドBOOK」をつくりました。そこに書いたことを言葉だけで終わらせず、毎日の行動で実践し続けるために、その旗印としてロゴを変える。それが今回のリニューアルです。
この記事では、なぜブランドBOOKをつくったのか、そこに何を書いたのか、そして新しいロゴに込めた想いをお話しします。
なぜ今、ロゴを変えるのか
結論から言うと、ブランドBOOKに書いた約束を、社内外のすべての人が見える形で共有するためです。
ブランドBOOKをつくる過程で、私たちは「エムネットくらうどとは何者か」「誰のために、何を大事にしてつくっているのか」を何度も言葉にし直しました。ところが、言葉にすればするほど感じたのが、「これを机の引き出しにしまったら意味がない」ということでした。
立派な理念を掲げても、現場で使われなければただの飾りになってしまう。これは生産管理システムでもまったく同じです。高価なシステムを入れたのに、結局ホワイトボードとExcelに戻ってしまった。そんな話を、私はたくさんの経営者の方から聞いてきました。
だからこそ、ブランドBOOKの考え方を、お客様が毎日目にする画面や資料の「顔」にまで反映させる。ロゴを変えることは、私たち自身への約束でもあるのです。
原点は、町工場で「探して、迷って、走り回っていた」日々
ブランドBOOKの話をする前に、少しだけ私たちの原点をお話しさせてください。
日本ツクリダスは、もともと大阪・堺で旋盤・フライス加工を営む金属加工業でした。製造事業は2024年8月に終了しましたが、私たちは19年間、製造業の現場で泥臭く仕事をしてきました。
その頃の工場は、正直に言って情報がバラバラでした。
- 紙の図面はどれが最新版か分からない
- 進捗は担当者に聞きに行かないと分からない
- 指示は電話と口頭で、記録が残らない
- 特急品が割り込むたびに、ホワイトボードを書き直す
あなたの工場でも、似たような場面に心当たりはありませんか。
当時の私は、これを「人の問題」だと思っていた時期もありました。でも、そうではなかった。問題は人ではなく、情報をつなぐ仕組みがないことだったのです。
そこで自社の現場で試行錯誤を重ねてつくったのが、エムネットくらうどです。システム会社が机の上で考えたものではなく、同じ痛みを抱えていた製造業が、自分たちのためにつくった仕組み。この立ち位置は、これからも変わりません。
ブランドBOOKに書いたこと
ブランドBOOKでは、エムネットくらうどの核となる考え方を、次の言葉にまとめました。
見えないを、見えるに。バラバラを、つながりに。
——「変わりたい」の隣に、いつもいる生産管理クラウド
そして、この言葉を支える4つの価値観を定めています。
| 価値観 | 私たちが大切にしていること |
|---|---|
| 現場にやさしい設計 | 今のやり方や現場の文化を否定せず、少しずつ改善できる設計にする |
| 図面を軸に自然につながる情報 | 製造業の仕事は図面から始まる。だから図面を中心に情報が集まる構造にする |
| 自律を生む「見える化」 | 管理で縛るのではなく、情報が整うことで現場が自ら判断できる状態をつくる |
| 小さな会社のためのDX | 背伸びしない、無理をしない。確実に一歩進むDXを実現する |
中でも私が一番大事にしているのは、「今日よりもう一歩、良い未来へ」という考え方です。大きな改革でなくていい。昨日より今日が少し良くなる。その一歩を、プロダクトと伴走で支え続けたいと考えています。
エムネットくらうどが「マスター登録なしで、バーコードを発行したその日から使い始められる」設計になっていることも、「工程の順番を飛ばしてもエラーで止まらない」つくりになっていることも、すべてこの価値観から来ています。私たちの行動指針や価格への考え方、目指す町工場の姿は、エムネットくらうど ブランドBOOKで公開しています。機能の詳細は機能紹介ページでもご覧いただけます。
新しいロゴに込めた想い
新しいロゴは、ブランドBOOKに書いた考え方を、3つのポイントで形にしています。
「m」のキャラクターは、エムネットくらうどに関わるひとりひとり
マークの「m」は、ただの頭文字ではなく、ひとつのキャラクターとして描いています。
このキャラクターが表しているのは、エムネットくらうどに関わるひとりひとりです。サービスを支える私たちスタッフであり、毎日現場で使ってくださるお客様でもあります。
私はずっと、エムネットくらうどは「売る側」と「使う側」に分かれた関係ではなく、同じ現場をよくしようとする仲間の集まりでありたいと思ってきました。ブランドBOOKに「頼られたい。寄り添いたい。」と書いたのも、その想いからです。だからロゴの主役も、システムそのものではなく「人」にしました。
手を振るような尻尾は、あいさつであり、「手伝いますよ」の合図
「m」の尻尾の部分に注目してみてください。ちょっと手を振っているように見えませんか。
見る人によっては「こんにちは」というあいさつにも、「何か困っていませんか。手伝いますよ」という申し出にも、「一緒にやりましょう」とつながりを呼びかけているようにも見えると思います。
現場で何か困ったとき、気軽に声をかけられる存在でいたい。こちらからも、気軽に声をかけにいける存在でいたい。この小さな尻尾には、伴走者としての私たちの姿勢を込めています。
横に「どこまでもつなげられる」マーク
実はこのマークは、横にいくつでも並べて、つなげていくことができます。
ひとりひとりの「m」が手をつないで、どこまでも続いていく。これはまさに、ブランドBOOKの言葉「バラバラを、つながりに。」そのものです。図面と工程と進捗がつながり、事務所と現場がつながり、お客様と私たちがつながっていく。そんな姿を、マークそのもので表しています。
ロゴが変わっても、変わらないこと
ご利用中の皆さまに向けて、変わること・変わらないことを整理しておきます。
| 項目 | 変更の有無 |
|---|---|
| ロゴ・サービス画面のデザイン表記 | 新ロゴに順次切り替え |
| 機能・操作方法 | 変更ありません |
| ご契約内容・料金 | 変更ありません |
| サポート体制 | 変更ありません |
Webサイト、資料、展示会、各種ご案内などで順次新しいロゴへ切り替えていきます。一部の過去資料や掲載記事では、以前のロゴが残る場合があります。
そして何より変わらないのは、私たちの姿勢です。ブランドBOOKには、私たちの行動指針として「無理に売らない」「相性が合わない会社には勧めない」「現場の言葉で話す」「自走できるよう導く」といった約束も書きました。売って終わりではなく、導入後の未来まで一緒に考える。この伴走のスタンスは、これまで通りです。
これからのエムネットくらうど
ブランドBOOKの最後に、私たちがつくりたい未来をこう書きました。
派手なDXではなく、毎日が少しずつ良くなる未来。
迷わず働ける現場。誇りを持てる町工場。
ありがたいことに、自社工場でクラウドを「現場で回る運用」として確立してきた取り組みは、経済産業省「DXセレクション2024」の優良事例への選定や、総務省後援「全国中小企業クラウド実践大賞」近畿総合通信局長賞という形で、第三者から評価をいただきました。その試行錯誤の過程は、拙著『デジタルとアナログを融合し、仕事の効率化を目指す本』(サブタイトル:マンガでわかるやさしいDX/合同フォレスト)にも実践の記録としてまとめています。
ただ、評価をいただいたのはあくまで過去の実践です。新しいロゴを掲げるこれからは、お客様一社一社の現場で「昨日より今日が少し良くなった」を積み重ねていくことこそが、私たちの仕事だと思っています。導入事例では、実際にエムネットくらうどを使っている工場の声をご紹介しています。
まとめ
- エムネットくらうどのロゴを、2026年10月25日より新しくします
- 理由は、ブランドBOOKに書いた考え方を「言葉だけ」で終わらせず、実践し続けるためです
- 核となる言葉は「見えないを、見えるに。バラバラを、つながりに。」です
- 機能・料金・サポート、そして「伴走する」姿勢は変わりません
よくある質問
ロゴが変わることで、システムの操作は変わりますか?
機能や操作方法に変更はありません。画面上のロゴ表記が新しいものに切り替わるだけですので、現場の皆さまはこれまで通りお使いいただけます。
契約内容や料金に影響はありますか?
ありません。現在のプラン・料金のままご利用いただけます。料金体系は料金ページをご確認ください。
新しいロゴの「m」には、どんな意味がありますか?
エムネットくらうどに関わるひとりひとり、つまり支えるスタッフとお客様を表したキャラクターです。手を振るような尻尾は、あいさつやサポートの申し出、つながりへの呼びかけを表しています。マークは横にいくつでもつなげられる形になっており、「バラバラを、つながりに。」という私たちの考え方をそのまま形にしています。
ブランドBOOKとは何ですか?
エムネットくらうどが「誰のために、何を大切にしてつくっているのか」をまとめた、私たちの考え方の指針です。開発・サポート・営業のすべてが、この指針に沿って動いています。内容はブランドBOOKのページでどなたでもご覧いただけます。
新しいエムネットくらうどを、まずは画面で見てみてください
「見えないを、見えるに。バラバラを、つながりに。」と、言葉で言うのは簡単です。本当にそうなるかどうかは、実際の画面と現場での使い方を見ていただくのが一番だと思っています。
図面がどこにあるか探し回る時間、進捗を聞きに走る時間を、少しでも減らしたい。そう考えている方は、ぜひ一度無料デモで実際の画面をご覧ください。システム会社ではなく、同じ悩みを抱えてきた製造業として、現場の言葉でお答えします。無理にお勧めすることはしませんので、どうぞ気軽に声をかけてください。
角野 嘉一