導入事例

有限会社高柳エンジニアリング様「ホワイトボードでの管理に限界を感じていた。」

高柳エンジニアリングの高柳様

社名 有限会社高柳エンジニアリング 様 (群馬県伊勢崎市)
社員数 12人
M:netを使っている
人数
12人
工程管理ソフトの
導入履歴
なし
業種 金属製品製造業
得意ロット 小ロットが中心の機械加工

M:net導入でこんな問題を解決できました

1.工場に出向いて混み具合や納期を確認しなければならなかった

M:netを見れば工場の状態を把握できるようになった。

2.曖昧な記憶で、早く正確な納期回答ができなかった

事務員でも工場の状況が把握でき、素早く回答できるようになった




利用者インタビュー

─ 現在、M:netは何人くらいで使っておられますか?

社員が10名、パートが2名いるのですが、一応全員使えるという感じです。



─ 導入しようとしたきっかけを教えてください

今まではホワイトボードを使って、1週間分を書くだけだったんです。それで納期を確認チェックしていたのですが、あまり先までは見えなかったんです。スペースにも限界があって、先を見ようとすると壁もホワイトボードも増やさないといけなくて(笑)
前から管理ソフトがあればいいなと思っていたのですが、社員からのよさそうなものが提案があったので、どんなものを見つけたか発表会をしてもらったんです。
そこで大きな反対がなかったので、一度話を聞いてみようと思って連絡しました。導入費用についても、ちょうど不要な機械を売った分があって、いいタイミングでした。



─ 今までに納期管理ソフトを導入しようとはしなかったのですか?

使ってみたいとは今までも思っていましたが、あまり細かく管理されるのを工場の方が好んでいなかったという経緯があります。きっちりと管理をしようとすると、誰がどのくらいの時間加工を行い、場合によっては誰が失敗してというのが明らかになります。
きちんと管理するということは、誰が何をしたかというのが明らかになって管理されるということで、個人の責任を問うわけではないのですが、個人の行いが明らかになるような部分に対する現場からの抵抗感みたいなものがずっとありました。
そういう経緯があった中で、現場からこういうソフトがありますよという提案があったので、これはいいタイミングではないかと思いましたね。



─ 説明のあと実際に導入するまでに社員からの意見や反対はなかったんですか?

誰がデータを入力するかということで、社長が全部やるのは大変じゃないですか?という意見がありました。



─ 優しい社員ですね(笑)

じゃ、やってくれる?と聞くと、全部は無理ですよと。分担するにしても誰がやるのかというところの心配はありました。
実際に最初はやはり大変でしたね。今までは手で書いていましたけど、入力するという慣れない作業に戸惑っているようなところはありました。
1人で全部やるのではなく、複数名で使えるようにしたので、分担はしやすいかなと思います。



─ 他のソフトも検討されたと思いますが、M:netを選んだ決め手は何でしたか?

価格ですね。それとあまり難しくなさそうだということです。



─ 覚えなくてよくなったことと、状況判断が早くなったんですね

「今これを頼めばいつできる?」のように急ぎの納期を聞かれたときに、現場に出向いて状況を確認してから返事するのと、M:netの情報で判断して返事するのでは時間が全然違いますね。



─ 積極的に受注するためのツールとしての側面ですね。他にはありますか?

少し先の仕事で納期がまだはっきりしていないような案件も入力するようにしているのですが、その内容を見て社員から「これはどうするんですか?」のような質問が出てくるようになりました。社員自身が先の仕事や工程について考えてくれるようになっていますね。
それに物が早くできあがってくるようになりました。同じような工程があると、「一緒にやってしまった方が早いから、図面を先にください」とか、現場レベルで工程のことを考えられるようになっていると思います。



─ それはすごいことですね。導入で現場のモチベーションまで上がったんですね

図面を登録して、翌日に説明しようとすると、もう現場で話が終わっていることもあります(笑)



─ 管理するソフトですが、現場の方でも十分に活用していただいているようですね。こういう機能がほしいなどの希望なども出てきていますか?

少しずつ上がってきていますので、後でお伝えします。



─ 承知しました(笑) 無理矢理「管理されている」という感じではないんですね。

ガチガチに管理されるというのは誰もあまりうれしくないと思うのですが、M:netは工程管理ソフトだからと言って、そういう感じはありませんね。
納期の短縮は結構大変だったのですが、工程がスムーズになったのか、それほど大きな負担ではなくなりました。以前ほど「納期が早くなった」と大騒ぎしなくていいですね。



─ 事務レベルでの負担はどうでしょう?

やはり現場を見に行かなくてよくなったのが大きいです。製品が今どの工程かがすぐわかるので、早めの出荷ができるかとか、納期に間に合うかどうかは、工場と相談しなくても、M:netだけで判断できます。



─ 納期の回答なども事務の方が判断されたりもするのですか?

はい、やってもらっています。今こういう工程で、この次に何があるので、それは難しいとか、この工程が終わっているので前倒しもできますなどは言うようにしてもらっています。
ただ無理と言われるのと、今何をやっているのかを伝えた上で難しいと言われるのでは安心感も違いますから。



─ 今日は貴重なお話をありがとうございました。

ありがとうございました。



─ 以前お話を伺ったときに「記憶から解放された」とお話されたのが印象的だったのですが

記憶はやはり曖昧だということに気づきました。工程や仕事量が「見える化」されて、正確にわかるようになったことです。
今までは工場に出向いて、図面の量で仕事を把握したりしていましたが、それがなくなりましたね。



インタビューを終えて

インタビューを終えて思い出した事があるのですが、高柳エンジニアリングさんは、導入してから運用軌道に乗せるまでの早さに驚いたことを良く覚えています。プリンターの設定などのご質問はあったものの、初期導入の説明もお伺いしていませんし、中身に関する質問も一度もなかったのではないかと記憶しています。恐らく1ヶ月程度で運用軌道に乗っていたのではないでしょうか。インタビューをさせて頂きながら同時に多くのご意見も頂けましたし、微力ながらでもお役に立てている事にうれしく思いました。