導入事例

株式会社平本精機 様「手書きだった生産管理をシステム化して、一人ではなく“社員全員”で管理できるように。」

金属加工をメインに事業を展開している、株式会社平本精機様。
100分の1ミリレベルの精度で工作機械の部品を加工する高い技術力を駆使して、日々業務に取り組まれています。
今回は、株式会社平本精機様がエムネットくらうどを導入しようと思ったきっかけや決め手、実際に使ってみた感想を、社長の平本様にインタビューさせていただきました!



エムネットくらうどについて、株式会社平本精機様はこう思う!

まず、今回のインタビュー内容を簡単にまとめてみました。
株式会社平本精機の平本社長は、インタビューで以下の内容を話してくださっています!

“町工場が作ったシステム”に魅力を感じた

平本社長は、新しい生産管理システムを探す中で、なかなか自社に合うシステムを見つけられなかったようです。
ある日、展示会でエムネットくらうどに出会い、「同じ町工場である日本ツクリダスが作ったシステム」ということに魅力を感じ、導入を決めてくださったとのことです。



生産管理は「社員全員」で行うことが重要

エムネットくらうど導入前は一部の社員だけが行っていた生産管理を、社員全員で行うようになったことで、お客様の要望に素早く対応できるようになって管理のクオリティが高まった、と話してくださりました。



仕事を増やしたいなら、受け入れられるだけの“準備”が必要

平本社長は「製造業は準備の業界」だと考えておられます。
「長い目で見据えた時に、目の前のコストにとらわれずに新しい機械を導入することが必要な時もある」と製造業におけるご自身の考えを例に出したうえで、エムネットくらうどを導入する必要性を語ってくださりました。



インタビュー内容の紹介

次は、平本社長に実際にインタビューした際の様子を詳しくご紹介します!



これ以上仕事が増えると、管理が追いつかなくなるかもしれない


─ エムネットくらうどを導入しようと思ったきっかけはなんですか?

もともと弊社は、手書きで生産管理を行っていたんですよ。
ただ、手書きだと書いた人自身はわかっても、他の人には内容がわからないということがあったんです。
当時は仕事の量的にそれでもなんとかなっていたんですが、徐々に仕事が増えていく中で、紙や記憶ベースで管理していくのは難しいと感じていました。

しっかりと記録が残せるものを見つけようと生産管理システムを探していたんですが、金額的に高いものが多いうえ、弊社で導入した時にうまく使えるイメージを持てるものがなかったんです。
そんな時に展示会でエムネットくらうどを見て、「導入した後もうまく使えそうだ」と感じたのがきっかけです。



─ 展示会でエムネットくらうどを知ってすぐ導入を決めていただけたのでしょうか?

当時「IT導入補助金」を申請していたんですが、実はその補助金でホームページを導入するつもりでした。
ただ、「ホームページを作って仕事が増えても、管理ができないならお客様に来てもらってもうまくいかないのでは」と思いまして。
「生産管理体制を整える→仕事が増える」という順番の方が良いと思ったので、一旦申請していたIT導入補助金を取り下げて、エムネットくらうどの導入を検討することにしました。
そこから説明を聞いたり、実際に体験させてもらったりしてから導入を決めましたね。



“同じ町工場が作ったシステム”という安心感

─ 導入の決め手はなんでしたか?

システムを開発した日本ツクリダスが加工屋だったことですね。

  • 日本ツクリダスが実際に使っているということ
  • 開発した経緯を「自分たちが欲しいものを作った」と話していたこと
  • お客様とのやりとりなど聞いて自分たちのやり方にも合いそうだと感じたこと

そのあたりが決め手でしたね。

結局こういう道具って自分たちの使い方が重要だと思うんですけど、町工場が開発したエムネットくらうどなら自分たちにも合うんじゃないかと感じたのが導入の理由です。



新しいシステムの導入に反発はつきもの

─ 導入はスムーズに進みましたか?

実は、導入当初は社内で非常に反発がありました。
誰でも新しいことをやるのは面倒ですからね。簡単に言うと「仕事が増える」ので。
ただ、使いこなせるようになれば、絶対に効率が上がるとわかっていたので、皆に受け入れてもらえるように頑張りました。



─ どうやって解決したのですか?

最初は僕一人がエムネットくらうどを使っていたんですが、一人ずつ社員に教えていきました。
はじめはシステムなどに抵抗の少ない若い社員から伝えることにしたんです。
また、「誰がどの作業をするのか」といった会社の中のルールを決めることに時間をかけました。
すると、ゆっくりではありますが、使っているうちにエムネットくらうどを活用する方が楽だということが社員の間で浸透していきました。



─ 今では全員が使っているのですか?

そうですね。弊社は社員が7人いるんですが、今では7人全員が使えます。
はじめは受発注業務に関わる一部の社員だけが使っていましたが、エムネットくらうどがないと業務が進まなくなってきたので、自然と皆が使うようになりました。
一度体制を作ってしまえば、あとは流れていくんだなと感じましたね。
ただ、それぞれの役割や使い方は、導入当初からその時々に応じて変わってきています。



皆で生産管理を行えば、仕事が増えても高い水準を保てる


─ エムネットくらうどを導入して変わったと思うことはなんですか?

在庫の数が把握できるので、受発注漏れが減ったのは大きいですね。
弊社はリピート注文が多いんですが、例えば10個分の注文があって5個分はすでに材料があるとします。
残り5個分は材料を手配しないといけないんですが、その発注の必要性をすぐ気付けるようになりました。
納期ももちろんですが、うちは「数の管理」ができることが重要だったので、在庫管理という点で役立っています。



─ エムネットくらうどのメリットはどんなところだと思いますか?

エムネットくらうどの最大のメリットは「状態変化にすぐ対応できるところ」だと思います。
受注→発注→商品到着→商品加工→表面処理→検査→出荷など、工程が分かれる中で、エムネットくらうどだと「今どういう状況なのか」が個別で管理できるのが大きいです。

また、エムネットくらうどを見れば“誰でも”状況を確認できるのも良いですね。
生産管理が「誰か一人の仕事」から「皆の仕事」になったので、お客様の要望に素早く対応できるようになり、管理のクオリティが高まりました。
おかげで僕が管理に割く時間が減ったので、色んなお客様と新しい話ができたり、現場とのコミュニケーションを円滑にできたり、社内改善の方に力を入れられるようになったんです。



お客様を迎え入れる準備ができないと、お客様は来てくれない

─ エムネットくらうどを導入して感じることはありますか?

弊社はエムネットくらうどを導入してすごく助かっているんですが、実際まだ導入していないところも多いんじゃないですかね。
ただ、製造業って「準備の業界」だと思うんですよ。
先行投資は当たり前の世界で、例えば目の前のコストを気にして新しい機械の導入をためらってしまうと、その機械で作る製品はもちろん作れないので今以上の売り上げを上げられませんよね。

生産管理システムも同じで、導入しないと生産管理システムが必要になるほどの量の仕事を受注できないと僕は思っています。
システムはコストだけで見ると、どうしても支出と考えてしまいますが、「導入した先にどんな未来があるのか」を踏まえて検討することが大切なんじゃないかな、と思いますね。



株式会社平本精機

半導体関連部品/工作機械部品/各種精密機械部品
機械部品製造/機械加工
マシニングによる金属加工を中心に、各種機械部品を制作

〒518-0127 三重県伊賀市山出1559-3
Tel:0595-24-1200 Fax:0595-24-1257

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インタビューを終えて

平本社長とお会いした時の第一印象は「コワモテ」で近寄りがたい方でした。ですが、実はとてもお話し好きな方で笑顔でノンストップのマシンガントーク! エムネットくらうどの取材をしていたはずなのにいつの間にか人生観の話になっていたり…。「平本社長語録」ができるほど、今後の人生に役立ちそうな深イイお話もたくさんいただきました。

一番印象に残っている言葉は「起きている時間の約半分は仕事をしているんだから、楽しくやろうよ! 」です。そのような意識でいらっしゃるからこそ、ご自身で管理していた仕事をエムネットくらうどに任せ、新たな挑戦を考えるなど楽しく仕事ができる体制をつくっていけるのだと思いました。

その他、エムネットくらうどについて聞いてみたいことがあれば、どんどんお気軽にご質問ください。
あなたからのお問い合わせをお待ちしております!




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