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漫画M:net 第3話「特急対応も安心管理」
みなさん、こんにちは! M:netスタッフのKです。
漫画M:netもおかげさまでご好評をいただいているようで、楽しみにしてくださっているお客さまもいると伺いました。
本当にありがとうございます。
第3話ではいよいよ現場での出来事に話が進んできました。
短納期・急ぎの仕事ってありますよね。今回はそんな特急対応でのM:netの活用の話です。
第1回・第2回でも描かれたように、M:netの最大の目的は、管理をきちんと行うことで効率化やコスト削減・ミスの発生を防ぐことです。
その最大の武器は簡単なバーコードの出力なんです。
事務と製造の並行が可能に
今回初登場の現場の方(ごめんなさい、名前は決まっていません)、特急対応で早く仕事がしたいのに、待たされてかなりイライラしているようですね。
急ぎで対応しなければならない注文が来ても、材料がなければすぐ手配しなければなりませんし、手持ちの材料があるのならすぐにでも加工に取りかかりたいところです。
ですが、すっかりと待たされてしまっています。
事務員さんのセリフにもあるように、焦ってギリギリで仕事するような環境ですと、思わぬミスも発生してしまいます。これは入力も現場作業も同じですね。
このような流れを図で表すとこんな感じになります。
実際の現場では、これほど単純にはいかないと思いますが、少なくとも待ち時間によるロスはなくなります。
特急品の場合、少しの時間でも非常に大きな意味を持つことが多く、少しの時間の削減も何件か積み重ねれば、残業の発生を防げるかもしれませんし、空いている時間で別の注文を受けたり、作業を行うこともできますね。
受注情報の変更にも柔軟に対応
マンガに出てきた数量変更はもちろんですが、納期・配送先などの変更はよくあることです。 このような突然の変更も、バーコードを読み込むだけで、すぐに該当する注文の情報が出てくるのです。
これができることで、変更された情報をすぐに共有することができるようになります。
ここで、きっとこのような疑問を持つ人がいるのではないでしょうか?
最初にコピーされた図面とM:netで登録された情報がずれているでしょ? 余計に混乱しないの?
はい、仰るとおりです。でもこの場合、製造の最初のとっかかりの部分に図面が必要であっただけで、「それ以降はM:netの情報を優先する」というルールを決めて実践していけばいいのです。 情報入力は焦らなくてもよいだけで、数日や数週間放置するわけではないですから問題ないはずです。
コピーされた図面は数量変更などがあっても反映されませんよね。 でも、M:netの情報が常に最新であるということを徹底しておけば、材料発注や製造の各工程の開始時に工場に置いたiPadなどで確認すればいいだけなのです。
この辺りは導入する時にルール作りを徹底しておかないといけないでしょうが、紙の図面を広げていたのが、バーコードリーダーでバーコードを読み取って注文情報を表示することに変わるだけなので、それほど難しくはないと思います。
実際に弊社では割とスムーズに移行できたように思います。
バーコードを利用した管理のメリット
バーコードを使った管理を行うことで、いろいろなメリットや工場の効率化を進められることができそうですね。
例えば、
- 待ち時間を削減
- 受注情報の検索や確認時間を削減
- 工場の稼働率アップのための余力作成
のような感じでしょうか。
今回は特急対応というテーマでしたので、特に工場内での時間に関するメリットが大きく取り上げられていますが、バーコードリーダーを使うことで、パソコンの扱いが苦手な人や高齢の職人さんであっても簡単に図面を表示できることが強みでもあります。
もちろん導入の段階で、多少の入力や進捗状況の変更などの基本的な入力は覚えなければならないため、軌道に乗るまでには戸惑うこともあるかもしれませんが、長い目で見た場合に時間を作ることのメリットはすごく大きいはずです。
余談になりますが、工場での利用にはiPadなどのタブレットがおすすめです。
普通のパソコンは大きくて空気で冷やさなければならない、パソコン内部にほこりを吸い込んでしまうことがあるのですが、タブレットであれば吸排気はありませんし、ジップロックのような袋に入れるだけでも汚れを気にしなくてもよくなります。
ちょっとしたことかもしれませんが、作業をするにも、営業をするにも、経営計画を立てるのにも、事業のためのすべてのことに時間は必要です。 その時間の余裕を作ることが、工場の効率化の第一歩ではないでしょうか。
とは言っても、製造業にはいろいろなトラブルや問題は付きものですから、次回はどんな事件が起きるのかが楽しみです。