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エムネットくらうどの使い方を写真付きで徹底解説!
「エムネットくらうどって何ができるの?」
「簡単とは言うものの、なんだかんだで使いこなすのは難しいのでは?」
システムと聞くと、それだけで難しく感じますよね。
そこで、この記事では町工場である弊社日本ツクリダス(以下、ニッツク)での利用をもとに実際のエムネットくらうどの使い方を詳しく解説します!
エムネットくらうどではこんなことができる!
まずは、エムネットくらうどを使って実現できることをご紹介します!
- 納期を覚える必要がなくなる
- どこにいても現場の進捗がわかる
- 日報を書かなくてよくなる
このように、エムネットくらうどは、納期管理・進捗管理・日報収集が簡単にできるシステムです。
しかし、なぜこれらのことが可能なのか、これだけの説明ではわかりませんよね。
実際に使う流れをご紹介しながら説明します!
受注した案件をエムネットくらうどへ登録する
お仕事を受注しました!
図面がFAXやメールなどで届きます。
案件の情報をエムネットに登録していきます!
弊社では図面単位での登録を行っています。1枚の図面に複数の部品がある場合でも管理可能なシステムです。
図面の情報をシステムに登録します。
ここでは、取引先や納期、工程を入力しました。
ただし、入力項目を全て埋める必要はありません!入力するのは管理したい内容だけでOKです。
最低限自分たちが管理したい情報だけ入力すれば良いので、登録や入力が大変で使わなくなる・・・という”あるある"を回避できます!
次は図面とデータを連携します!
システム内の「バーコード印刷」を押してバーコードを印刷。
バーコードを図面に貼り付けます。
場所は図面の空いてるところであれば、どこでもOKです!
バーコードが貼りついた図面が完成!
そして紙図面を複合機などでスキャンして、システムに取り込めば情報の登録は完了!
これで図面情報がエムネットくらうどに登録され、紙図面とシステムが連携されます!
登録した情報はどう管理されている?(全スタッフ共通)
登録した情報がどんな風に表示されているのか見てみましょう。
一覧画面を見ると、現在登録されている案件が工程ごとにずらりと並んでいます。
先ほど登録した情報を確認したい場合は、図面に貼り付けたバーコードを読み取ると…
その案件の情報が工程別で一目でわかります。
ちなみに、色の違いは「工程ごとの納期」を表します。
この画面を見た時点は「11月26日」。
「納期を過ぎている工程は赤」、「納期当日は青」、「納期まで3日以内の工程はオレンジ」、「納期まで3日以上ある場合は色なし」で表示されます。パッと見たときに色ですぐわかる仕組みになっています!
ここまでで、事務スタッフが行う作業は一旦終了です。登録が終わった図面を製造現場へ渡します。
現場は図面ベースで仕事が動きます。現場はやはり紙図面が一番作業しやすいですよね!
現場でのエムネットくらうどの使い方
次は現場での使い方を説明します。
弊社では、このように現場の真ん中にエムネットくらうどを見る画面を設置しています。
画面を見れば、先程ご説明した”色”で仕事の優先順位がすぐにわかります。
画面には、先ほどオフィスで見たものと同じ内容が表示されています。
現場では「各工程がいつ始まり、いつ終わったか」をシステムに登録していきます。
ただし、ここでの操作は基本的にバーコードを読み取って、マウスでのクリックとキーボード(ほとんど矢印キー)のみです!キーボードをカチャカチャ打ったり、複雑な入力などは一切必要ありません!
”現場にやさしい”エムネットくらうどです!
図面に貼られたバーコードを読み取ると、
先ほど事務スタッフがエムネットくらうどに登録した案件の図面が表示されます。
ここから画面の指示に沿って、作業の開始登録を行います。(作業開始のボタンを押して、作業する人の備え付けのバーコードを読むだけの簡単操作です)
登録後に一覧画面を見てみると、工程の作業がいつ始まったかが反映されていますね!
作業開始の登録が終わったら、実際の作業へ。
工程ごとの作業が終わったら、次は作業の終了を登録。
ここでも基本的にクリックとバーコードの読み取りだけで進められますよ!
終了処理を行ったあと、案件一覧を確認してみると
工程が完了になり、完了日や作業時間などが更新されています。
あとは、この流れを繰り返すことで、案件の完了までエムネットくらうどで進捗を管理できるわけです。
納期を覚える必要がなくなる理由
画面一杯に案件・工程ごとの納期が色分けで表記されるため、パッと見ただけでそれぞれの納期がいつまでか、どの工程の進捗に遅れが出ているか、などがわかるようになっています。
弊社の現場スタッフは、毎朝の朝礼でエムネットくらうどを使って、営業スタッフと案件・工程ごとの納期を共有しています。
どこにいても現場の進捗がわかる理由
各工程の作業登録を現場スタッフが行っているので、今どの工程を作業しているのか、その工程はいつ終わるのかが、画面上でリアルタイムに更新されていきます。
ちなみに案件一覧画面で見ると、各工程の太枠で囲まれている箇所が現在リアルタイムで作業が行われている工程を表します。先ほどの案件を例にして、確認してみましょう。
3の工程が太枠で囲まれていますね。
そして、11/26の11:37に作業開始が行われていますが、作業終了が反映されていません。
この状態で、お客様から「サンプル品Aの進捗はどうですか?いつまでに完成しそうですか?」と問い合わせがあった場合、エムネットくらうどを確認すれば「現在は作業Cの工程を行っています。最終工程が11/30までに終わる予定なので、検査も含めて○日にはお渡しできます。」と、現場に聞かなくてもすぐに答えられるわけです。
エムネットくらうどはインターネットに繋がっていれば外出先からも閲覧できるので、営業スタッフはどこにいても現場の進捗をすぐに確認できます!
日報を書かなくてよくなる理由
先ほども紹介したように、現場スタッフはバーコードを使って作業の開始・終了をシステムに登録していきます。
そうすることで自動的にどの作業に何時間かかったか、どこまで作業が終わったかが自動的に反映されていくため、改めて日報を作成する必要がないのです。
町工場に必要な機能に絞ったエムネットくらうど
この記事では、エムネットくらうどの使い方を詳しくご紹介しました。
管理システムはあくまでも仕事を円滑にすすめるための道具です。
「仕事の負担を増やさず、管理すべきことだけ管理する」
弊社はそれで十分だと考えています。
今回は基本的な使い方をご案内しましたが、応用として在庫管理や図面管理など、他にもさまざまなことが管理できます!
もし管理面でお困りのことがあれば、ぜひお気軽にお問い合わせください!
弊社のスタッフがあなたのお悩みを聞き、解決策をご提案させていただきます。
また、システムの実際の操作などは、実際に触ってみないとわからないとも感じておられるかもしれません。
弊社では、いつでもデモ画面を使って実際の操作を体験していただけます!
オンラインでも体験していただけますので、ぜひお気軽にご相談ください。