M:netについて

開発者インタビュー

M:netを生み出した日本ツクリダス代表 角野嘉一が
M:net開発に至った経緯を語ります。



日本ツクリダスとは

  • 私たち日本ツクリダスは町工場です。(従業員数21名 / 内製造5名)
  • 旋盤やフライスで機械部品や鍛造金型を製造しています。(毎月 / 図面約1,000枚)
  • たくさんの協力会社さんに加工をお願いしています。(毎月 / 約50社・全生産の約70%)
  • 現在約500社のお客様とお取引をしています。(2021/7現在)

M:netはこの生産を管理するために開発したソフトウェアです。
もちろん現在、
自社で稼働しています。

※M:netは2021年現在、約70社以上のお客さまが導入、活用してくださっています。
(本格販売を開始して現在5年目です)




なぜ製造業・製造商社である日本ツクリダスがこのようなシステムを開発しようと思ったのですか?

私たちがほしいシステムを作りました


端的にいうと、「私たち自身が製造業だから、私たちがほしいシステムを作ろう」というのがきっかけです。

私たちは自社で製造も手掛けていますが、多くの協力工場の方にも製造をお願いし商社的機能も備えています。ですから受注した1枚の図面をどのような流れで工程が進んでいくのか綿密に管理をする必要がありました。

例えば機械加工(社内)⇒キー加工(外注)⇒熱処理(外注)⇒研磨(外注)⇒表面処理(外注)を経て完成という案件があったとします。受注した時に納期が決まっている事がほとんどですので、最終納期に向けて工程毎に細かく納期を設定し進捗を管理する必要があります。

これらを管理するためにかなり苦労していたんです。­私たちが自社加工だけでなく、社外加工、表面処理などの最終工程までを受注するワンストップサービスを手がけていたからこそ必要になったのかも知れません。



既製品で自社に合うソフトがなく、Excelだけでは物足りない

もちろん既製品でそれができるソフトを色々と探しましたが、なかなか満足できるシステムに出会わなかったんですね。いわゆる生産管理ソフトでは社内の機械や人に負荷がどのくらいかかっているのかという事が管理のポイントになっている事が多いのですが、私たちが知りたいと思ったのは「受注した図面1枚」がどんな状況にあるのか、どんな工程が必要なのかが分かる事。必要とする管理の軸の部分に大きな違いがあったので断念せざるを得ませんでした。

そして最初はエクセルを利用して簡易的に管理をスタートさせました。管理を進めるにつれて、どんどんやりたいことが増えてエクセルでは対応しきれなくなってしまったんです。それがM:net開発のスタートです。



同業の方にもラクになってもらいたい

必要な機能を構想し始めると、同業他社でも同じような悩みを持っているという事が分かってきます。

  • 導入費用がけっこうかかるということ
  • 管理したい気持ちはあるけど、どんな風に管理すれば便利なのか想像できないということ
  • この類いのソフトは難しいという先入観があって近寄りがたい印象を持っている
  • 管理すること自体がめんどくさいが、でも管理する必要性を感じていること

それならば同じ製造業にいる私たちが作って、同業のみなさんにも楽になってもらおうと思って販売することを決めました。



どういう会社に合ったシステムなのでしょうか?


様々な企業でご利用いただけると思いますが、

  • 工程が多い製品を手がける会社
  • 人数が多い会社
  • 2箇所以上工場がある会社
  • 多くの外注工程がある会社
  • 工程を管理する人がいない会社
  • 社長や管理者の立場の人に外出が多い又は営業マンが多い会社

などが特にオススメしたい会社さんですね。



インターネットとバーコードでの管理

なぜかというとM:netはインターネット回線を利用したシステムです。だから工場で登録された進捗状況が瞬時に保存されリアルタイムな状況をシステムにつながっているPCやタブレットから確認することができます。どこにいても最新の状況をその場で確認できるので、さっきお話したような会社さんにはオススメできるのです。

だからといって、今言った会社さん以外には使えないかというと、そういうわけではありません。

図面を取り込んでバーコードで管理する事ができるというシステムの特性があるので、カンタンに管理をしたいと思う会社さんには向き不向きを選ばずどんな業種でも対応できるはずです。



パソコンが苦手な職人さんでも使えるように

開発にあたっては当社でもそうだったのですが、パソコン作業が苦手という職人さんやパートさんなどがいるため、導入しても長続きしないということはよくある話です。工場にいる人にとってはとにかくカンタンであることを意識して作りましたから、誰でもすぐに使い始めることができます。

また加工において前回同じ物を手がけたときの工夫した点、使った工具、難しかった点、不良になってしまった原因などを記録できるようになっています。私たちも加工をやっていて、前回どうだったっけ?という事は本当に良くあります。このソフトはそんな工場のノウハウ管理にも最適なんです。



外出先でも図面を見ながら工程や技術的な問題の相談

私自身もそうなのですが、外出の多い管理者にとって現在の進捗がどうなっているのか知りたいという場面や、いますぐ図面が見たいということはしょっちゅうでした。お客さんから状況の確認を求められたり、工場からは加工方法の相談を受けたり。でも図面を持ち歩いていない状況で問合せに答えたり、加工方法を思い出したりはなかなかできません。

エムネットではiPadなどを使ってその場で図面や進捗を見る事ができます。だから外出先や事務所にいながら状況や図面の確認をしたいと感じるケースがある会社さんにもぜひともオススメしたいシステムですね。



実際に開発して自社で使ってみて、特に便利だと感じた部分を教えてください

スピードアップ・無駄な時間の削減


なんと言ってもお客さんから問合せを受けた時の状況確認や回答までにかかる時間が格段にスピードアップしました。電話口でどんな案件に対してお問い合わせを頂いているのかを確認しながらその場で検索します。そうすると検索された案件が画面上に出てきますのでお待たせせずに回答する事が可能になりました。

今までであれば問い合わせを受けた内容を、さらに工場や事務所に電話して問い合わせていましたが、M:netで調べられることで工場スタッフの手を止める事がなくなったというのも大きいです。工場は作ってナンボの場所ですからね。「状況教えて?」って外から聞かれたら手を止める事になりますし、それが頻繁であるほど時間のロスも大きくなります。

また図面を見ながらのやり取りにも非常に便利です。内容の図面を探すため一度電話を切って探してからかけなおすという事もよくありましたが、それも少なくなりました。

あとは外出先で図面を見たいという状況でも、タブレットで確認することができるため、大活躍してくれています。



職人さんと管理者のどちらにも便利

工場の中にいる人はノウハウ登録といった点で特に便利です。そして私たち自身が使っていて特に便利だと感じるのは、製品の状況を知りたい人や工場にいない人、工場にいるけど全てを把握しておかなければならない立場のような人にとっては驚くほど便利なシステムだということを実感しています。




当社でのM:netの活用事例