導入事例

工場に必要な管理とは?まず押さえておきたい“4つの管理”

日々の現場業務に追われて、ついつい工場の管理が後回しになってしまっていませんか。
しかし、効率良く業務を進めるためには、管理の徹底が非常に重要です。

ただし、いきなり管理と言われても、具体的に何をすれば良いのかがいまいちわかりませんよね。
工場の管理には「まずはここを押さえておきたい!」という項目があるので、しっかり押さえておきましょう。

この記事では、工場が管理に力を入れるべき理由を解説したうえで、工場の管理として押さえておきたい項目を4つに分けてご紹介します!
ぜひ、これから工場の管理を始める際の参考にしてください。


工場で管理している様子


工場が管理に力を入れるべき理由

工場が管理を徹底するべきなのは、「結果的に売上につながるから」です。
管理に力を入れることで、工場の生産性が高まり、高品質な製品を効率よく生産できるようになります。

その結果、安定した受発注やムダの少ない仕事の流れが確立され、余計な支出が抑えられることで売上の向上につながるのです。

逆に工場の管理をきちんと行っていないと、たくさんの不良品が発生する、やり直しに余計な時間がかかる、納期が遅れて信用を失う、などの問題が発生して仕事のチャンスを逃してしまいます。
「これまで管理なんてしなくても、なんとかなっていた」と考えずに、管理を行うことで得られるメリット、行わないことで発生するデメリットに目を向けて考えてみましょう。

ただし、効率化を求めるあまり安全管理を怠って従業員が大怪我をしてしまった、といったことは防がなければなりません。

そのため、工場の管理を進める際は、業務の効率化のための管理と並行して、安全管理なども徹底しなければならないのです。
以上を踏まえて、工場がどのような管理を行うべきなのかを、項目ごとに具体的に説明していきます。



工場管理として求められる“4つの管理”

工場に求められる管理として、まずは、設備管理・品質管理・安全管理・生産管理の4つの項目を押さえておくことが重要です。
順番に詳しく説明します。

設備管理

設備管理とは、生産施設や生産設備を管理することを指します。
施設や設備はどうしても経年劣化してしまうので、定期的な点検や修理が必要です。

劣化した施設や設備を使い続けていると、同じ稼働時間でも生産できる量が少なくなったり、製品の不備が発生しやすくなったりします。
最悪、故障してしまうと生産が完全に止まってしまう可能性もあるでしょう。

設備管理で心がけることは「故障を予防すること」で、点検時期を見逃さない工夫や故障の前段階で事前に気付けるような仕組みが必要になります。
近年は、IoTやシステムで施設や設備の情報を簡単に収集できるようになっており、設備管理も見える化が進んでいます。

品質管理

品質管理は、商品の品質を保つための管理を指します。
完成した製品が図面通りにできているか、公差におさまってるかなどを確認し、不良品を生み出さないように仕上がりをチェックします。
不良品を出さずに安定して良い製品を提供し続けるうえで、出荷前の検査は非常に重要です。

品質管理の精度が低いと、質の低い製品がお客様に届いてしまうため、自社の評価が下がります。

つまり、品質管理はお客様の満足度に直結するのです。
お客様の満足度を高めて次の仕事につなげるためにも、品質管理は欠かすことができません。

安全管理

安全管理は、工場で働く従業員の安全面を管理することを指します。
製造業の工場内は、様々な設備が稼働しており、気をつけて扱わないと危険なものもあります。
そのため、効率化に目を向けすぎて従業員の作業に危険が伴っていないか、事故の可能性を見逃していないかを管理しなければなりません。

また、工程のチェックや設備の定期点検のほか、従業員に対して安全に関する教育を行うことも安全管理の中に含まれます。
業績にだけ目を向けるのではなく、従業員の安全を守るという観点を常に持つようにしましょう。
安全管理は効率化や生産性とはまた別の視点での管理が必要なのです。

生産管理

生産管理は、企業の生産に関する計画・進捗・分析を管理することを指します。
工場で行われる生産すべてを把握するために必要な管理で、生産管理次第でその工場の業績が変わると言っても過言ではありません。
売上目標から逆算した中長期的な生産計画を踏まえて、その計画に必要な予算・人材・工程など、生産にかかるあらゆる面を管理していきます。

また、実際に製造現場の工程管理を行うことも生産管理に含まれます。
特に製造業では、この工程管理の段階で情報を共有することが非常に重要です。

例えば、今現場がどうなっているのか、どの製品が製造されているのかを把握できていないと生産スケジュールの段取りが狂うだけでなく、お客様から問い合わせがあった際もすぐに対応できません。
また、納期漏れなどを起こしてしまうと、お客様の信用を失って今後の仕事がなくなってしまいかねないのです。

そのため、製造業においては、工程管理をしっかりと行い、“現場の今”を常に把握することが求められます。
ただし、現場と事務所オフィスが離れた場所にある、紙媒体のみの管理でリアルタイムの進捗はわからない、など現場の状況を把握するのは意外と簡単なことではありません。
そんなときは生産管理が行えるシステムを活用することも検討してみてはいかがでしょうか。

>> 生産管理システムとは?町工場がシステムを導入するメリット・デメリット

生産管理は、工場を経営していくうえで欠かせない管理項目です。
「あまり深く考えたことなかったな…」という場合は、これを機に自社の生産管理を見直してみましょう。



まとめ

一言で「工場管理」と言っても、生産性を高める、売上につなげる、安全性を確保するなど、目的によって行うべき管理は多岐にわたります。
何から始めれば良いかわからない、という方は、まずは今回紹介した、設備管理・安全管理・品質管理・生産管理の4つの管理を見直してみることから始めていきましょう。

いま特に困っていなくても、DX(デジタルトランスフォーメーション)が叫ばれるなか、仕事をしっかり把握して管理できているかどうかで、これからの未来が変わってきます。
長く活躍できる会社であり続けるためにも、面倒だと思わずにこれらの管理に取り組んでみましょう。